最近、娘が変な性癖を身につけました。

バスケの練習が終わって、家に帰ってちょっと遅めの昼ごはん。
カミサンがいそいそと食事を作ってくれています。

おもむろに靴下を脱ぎ、左足を伸ばしながら、娘が一言。

「匂い嗅いで」

なんということでしょう!!(びふぉーあふたー風)

「やだ」
当然、拒否を試みます。

「なんで?」
ニヤニヤしながら問いかける娘。
むしろ拒否されたことを疑問に思う常識を疑いたい。

むむ。
仕方ない。ここは忍の一字だ。
くんくん。

むおおおおぉぉぉぉぉぉぉっっっ!!!

さすが一汗も二汗もかいた後だけはある。
シュールストレミングも真っ青だぜ!

はぁはぁ…………。
早く、一刻も早く、新鮮な空気を肺にいっぱい吸い込みたい。
鼻腔をくすぐる、桜の香りを胸いっぱいに吸い込みたい!

そんなおとーさんの思いを砕く、思いもよらない一言。

「右足も」